雪の青森テレワーク体験記:あえて「遠回り」で見つけた人の温かさと、当たり前への感謝

行きの新幹線代を補助してもらい、
テレワーク体験モニターとして青森市へ行ってきました。

雪の青森、コワーキングスペースでの仕事、
そして、あえて遠回りをした帰り道。

働くことと、移動することが、
いつもより少し近く感じられた数日間でした。

目次

雪の日に青森へ向かった


今回参加したのは、青森市のテレワーク体験モニター。
行きの新幹線代を補助してもらえるという内容でした。

青森に着いた日は、ちょうど雪の日。
しかもその日は、新青森駅開業15周年の日だったようで、
駅ではお囃子の演奏が行われていたり、
一日駅長さんがいたりと賑わっていました。


「タイミングが良かったな」と思いながら、
新青森駅から青森駅へ向かいました。

テレワーク体験モニターの条件


今回参加したのは、青森市のテレワーク体験モニター。
ある日、Facebookを見ていたときに、たまたま広告が流れてきたのがきっかけでした。

以前からワーケーションには興味があって、
「仕事をしながら、いつもと違う場所で過ごしてみたい」と思っていたので、
申し込でみることにしました。

このテレワーク体験モニターには、いくつか条件がありました。

  • 市内にあるコワーキングスペースを利用すること
  • 交流会に参加すること
  • 終了後にアンケートを提出すること

仕事をするだけで終わらず、
街の人や場所に触れる時間がきちんと組み込まれていて、
「体験」という名前がしっくりくる内容でした。

吹雪の日と、青森の日常


1日目は、まず1か所目のコワーキングスペースを利用しました。
青森市でのテレワーク体験では、
2か所のコワーキングスペースを使える条件だったので、
せっかくなら1日ずつ、場所を変えて使ってみようと思っていました。


ホテルに向かう途中、まず目に入ったのは、
マンションのエントランス付近に飾られていたねぶたでした。
「にこにこねぶた」と書かれていて、
近くに「にこにこ通り商店街」があったので、
そのあたりに関係するねぶたなのかな、と思いました。

暮らしのすぐそばに、
こんなふうにねぶたがあるのが青森らしくて、
なんだかいいなと感じました。

すあまは知っていたけど、「棒」バージョンは初めて


そのあと立ち寄ったのが、地元のスーパー。
生活のための空間で、
地元の食材や商品が並んでいるのを見るのが、
とても興味深かったです。

観光スポットを巡るのとは違って、
その土地の日常を少しのぞかせてもらったような時間でした。

地元の人と歩いた青森駅前と、交流会での出会い

AOMORI STARTUP CENTER内の女性用トイレにて。印象的だった内装の一部


2日目の午前中は、もう1か所のコワーキングスペースで作業をしてから、
希望者向けのプログラムに参加しました。

この日は、地元の方に案内してもらいながらのまち歩き。
まずはランチで、海鮮丼をいただきました。

この時はクリスマス仕様のねぶた


そのあと、ねぶたを見に行ったり、
駅周辺のおみやげ屋さんをのぞいたり。
観光スポットを巡るというより、
「普段の街を一緒に歩いてもらう」ような感覚が心地よかったです。

自分ひとりで歩いていたら、
きっと素通りしてしまった場所や、
気づかなかった視点がたくさんありました。
地元の人に案内してもらえる時間は、やっぱり特別だなと感じます。


夕方からは交流会。
そこで、「オンライン秘書を目指している」という方と話す機会がありました。

場所も年齢も違うけれど、
同じように個人で新しい働き方に挑戦をしている人と出会えたことは、
今回の青森行きの中でも、特に心に残っています。

お酒を片手にゆるりとした交流会


この日の交流会の参加者は、全部で50人ほど。
東京でも交流会を開いているそうですが、
この日は雪が積もっている中での開催でした。

交流会の最後に、代表の方が
「今回は、キャンセルがひとりも出なかったんです」と話していたのが、
とても印象に残っています。

雪が積もっている中でも、
誰も欠けることなく集まったことを、
「それが青森の人の良さなんですよ」と、
少し誇らしそうに話していたのが、心に残りました。

あえて遠回りをした帰り道


帰りは、お楽しみの遠回り帰宅。
まずは、青森駅から大館駅へ。

高い建物が少ない景色を眺めながら、
「この建物は何だろう」と
Googleマップで調べるのが楽しい時間でした。

途中、
「すごく立派な建物だけど、高校なんだ」とか、
星野リゾートのホテルって、こんな場所にあったんだ」とか、
乗らなければ知ることのなかった景色に出会いました。

大館駅で気づいたこと


大館駅に着く少し前、
車内の掲示物に「Suicaは使えません」と書かれていることに気づき、
そのときになって「しまった」と思いました。

キャッシュレス派の私は、
ついそのままSuicaで乗ってきてしまっていたのです。

駅に着いてから駅員さんに事情を話すと、
窓口ではクレジットカードが使えないとのことで、
券売機で切符を買い、それを駅員さんに渡す形で対応してもらいました。

少し戸惑いはしたものの、
丁寧に案内してもらえて、ありがたかったです。


無事に改札を出て、駅の中を見回すとと、
野菜の直売所があり、駅前もとてもきれいに整備されていました。


駅の前には、忠犬ハチ公の像もありました。
それを見て、
「そういえば、大館って忠犬ハチ公のふるさとだったな」と思い出しました。

旅先でこうして、記憶と目の前の景色がつながる瞬間があるのも、
実際に歩いてみるからこそだなと思いました。

駅から見えた山には、
「大」という字が焼かれた跡が残っていて、
秋田にも大文字焼きがあるのだと知りました。

こういう発見は、やっぱり実際に行ってみないと分からないですね。

車掌さんの気遣いと、感謝を伝えたくなった出来事


次は、大館駅から盛岡駅までの移動。

盛岡から仙台へは新幹線で帰ろうと考えていたのですが、
えきねっとアプリのチケットレスを在来線経由の乗車では使ったことがなく、
うまく切符が取れずに少し焦ってしまいました。

窓口の駅員さんに質問しながらも時間が迫ってきて、
「電車の中でも切符は買えますから」と案内され、
そのまま列車に乗り込むことにしました。

十和田南駅までは座席右側に窓がある


そんな移動の途中、
十和田南駅ではスイッチバックがあることを初めて知りました。
ただ移動しているだけなのに、思いがけない発見でした。

十和田南駅以降は座席左側に窓がある

車内で車掌さんに声をかけ、
大館駅〜仙台駅までの通常の切符を購入。
盛岡駅〜仙台駅までは新幹線で帰ろうと思っていたのですが、
特急券は盛岡駅の券売機で買えばいいと思っていました。


それで一安心していたのですが、
しばらくして、その車掌さんがわざわざ戻ってきてくれました。

「こちらのほうが安くなりますよ」と、
いわてホリデーパスが使えることを教えてくれて、
購入した切符をいったん取り消し、
改めて安くなる切符で買い直す手続きをしてくれたのです。

電車や水道、電気といったインフラの仕事は、
何も起きないのが当たり前と思われがちで、
トラブルがあるときだけ注目されてしまうことも多い。
だからこそ、普段から「ありがたい仕事だな」と感じています。

それでも、この日の車掌さんの対応は、
特に心に残るものでした。

その日のうちに、お客様窓口に
「とても気持ちのよい対応をしていただきました」と、
感謝の気持ちを伝えました。

仙台駅に着いたはずなのに、少し混乱した話


そんな心が温かくなることがあって、
気持ちよく仙台駅に到着したはずなのですが、
ホームに降りた瞬間、なぜか少し違和感を覚えました。


目に入ったのは、山形新幹線の「つばさ」。
普段あまり見ない光景だったので、
「ちゃんと仙台に帰ってきたよね?」と、
一瞬だけ頭が追いつかなかったのです。

あとから知ったのですが、
この日は奥羽本線側で停電があり、
その影響で「つばさ」が仙台駅に入ってきていたそう。

慣れているはずの場所でも、
少し状況が違うだけで、
こんなふうに感覚がずれることがあるんだなと思いました。

旅の余韻と、いまの進捗


今回の青森行きは、
テレワーク体験として始まりましたが、
移動の時間や、出会った人たちのおかげで、
いろいろな気づきを持ち帰る旅になりました。

そして、この旅で
乗りつぶしの進捗も少し前に進みました。


以前の記事では、
全鉄道の乗車率が 11% でしたが、
今回の移動を反映させてみたところ、
12%を超えるところまで来ています。

数字として見ると、ほんの1%かもしれません。
でも、自分の足で移動して、
見て、感じて、記憶に残った分だけ増えた数字だと思うと、
その1%がとても大きく感じられます。

これからも、
働くことと、移動することを行き来しながら、
少しずつ路線を増やしていけたらと思います。

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